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介護実習体験記(訪問介護編 その2)



訪問介護事業所の担当者の方と

楽しくお話をしながら待っていると

同行担当のヘルパーさんがドアをノックしました。

1日目の訪問先は要支援2の84歳の女性です。

腰と膝を痛めてしまい、家事ができなくなったそうです。

息子さんとお住まいで、日中独居です。

昔からある戸建て住宅です。


「こんにちは」っと門扉を開けて入っていくと、いきなり

「まぁ、地震、大変なことになったね。」っと

当日の怖かった様子を語り始めました。

話し相手が欲しくて待っていたのが分かります。

話しが途絶えないので、時間は大丈夫なのか?

って私の方が心配になるくらい・・・


居間と寝室と廊下の掃除機がけを言われました。

その間にYヘルパーはトイレとお風呂の掃除をされていました。

今日は二人なのでゆっくりで大丈夫だと計算したようです。


ホームやデイなどの施設と比べると、

訪問介護は自分で時間のペース配分ができます。


そして2日目ですが

目からウロコのハイテク介護を見せられました。


利用者さまは82歳の一人暮らしの女性です。

要介護2です。

横浜に息子さんご一家がお住まいだそうです。

軽い認知症と骨粗鬆症、極度の難聴です。


あの事業所の担当者からは

「あまり会話をされません。難聴を気にされてのことかと思います。」

っと聞かされていました。


大きな戸建にお住まいでした。

テレビの声がお庭まで響いていました。

お話が苦手と聞いていたので、挨拶だけ済ませると

すぐにお台所に入って行きました。


まずは服薬確認です。

壁にカレンダーのように、縦に日にち横に朝・昼・晩と

ポケットで分類された薬が並んでいました。


テーブルに朝に飲んだと思われる薬の袋が転がっていました。


こちらのお宅の設定時間は11:00~12:00でした。

業務内容に掃除、洗濯、冷蔵庫にあるもので調理shock

っと書いてありました。

冷蔵庫にあるもので調理?ハラハラしました。

「いいえ、食事は全部息子さんが管理されています。」

「えっ?息子さんて横浜にお住まいの?」

「そうよ。ほら見て!」っと言って見せられたが

一週間の献立表でした。

お母様が飽きぬよう、ネットでいろいろ注文されていて、

冷蔵庫にあるそうです。かなりの高級食材のようです。

ヘルパーはそれをチンする程度でいいそうです。


そしてお母様の様子を毎回FAXで知らせるのがお仕事のようです。

要は日々の見守りのようなものです。

介護保険には見守りというサービスは無いので、

家事援助として使われているようです。


こちらのお宅でも居室と廊下と台所の掃除機がけでした。

利用者さまはこたつに入っておられたのですが

掃除機がけをする際に布団をめくったところ

中から油性のマジックが出てきました。


「それ落ちてたんでしょ。貰うわ。」ってなことを

身ぶりで言われました。


私ね、ふと思ったんですけど、

この人、誰かとコミュニケーションをとりたいんじゃないかと。

担当者の言ってた「難聴を気にされて・・・」この意味が分かりました。


部屋の様子から手先の器用な方のようです。

この方にパソコンを与えたら、横浜の息子さんと

メールができるんじゃないかと・・・


耳が聞こえないなら、筆談でもワープロでも

手段があるんじゃないかと・・・


アカン。そぅ思うと気になって、気になって・・・

こんな事ヘルパーさんの業務外だよね。

これは家族の役割なのか?


試みたくなるんですよぉ~。

電話して担当者さんに提案したくなるほど。

私ってホンマに変なやつかも。


この仕事が今回の最後の実習でした。

どこか不完全燃焼で終わった気がします。



長々とお付き合い頂いた実習レポートもこれで終わりです。

お疲れさまでした~。(*≧m≦*)

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親の老いを見つめて」カテゴリの記事

コメント

介護体験お疲れさまでした。
全部読ませていただきました。
とても参考になりました。
実家の父はデイ、ステイ、ヘルパーさん、さらに
訪問のリハビリ、看護師、医師と・・・
多くの方たちのお手伝いを頂いています
ヘルパーさんは8時12時18時の3回30分つづ
父のおむつ交換とベッドから車いすへの移動(もしくは逆)を
お願いしています。
母は元婦長という経緯からマメに父の面倒を見ているので
ヘルパーさんが来てもおむつは綺麗で、何もせずに印だけ
押して帰られる事もあるそうです。
それでも、父が車いすからずり落ちたりしたら、母ひとりでは
座らせることはできませんしベッドの上に持ち上げる事もできません。
定期的に来て下さる事がありがたいです。
人の出入りを嫌がる母ではありますが、遠く離れていると
本当に助かります。
文中に出てきた横浜の息子さんの気持ちがわかります。
我が息子は教員免許取得のため、介護施設の実習に行った
事があって、その時の体験を聞いて義母の対応をした事もありました。
emiriさんがPCを教えたいと思った事、なんとか実現できるといいのに・・・
実家の父は耳も聞こえず、言葉もなかなか口から出ないので
目で会話をしていますが・・・いつも近くに居ないとその会話はできませんもの。
emiriさんの体験を通して色々考えさせられました。
ありがとね~~~さんくす♪(o ̄∇ ̄)/

☆どすこさんへ

>とても参考になりました。
そぅ言って頂けると救われます。
ほんとまとまりのない文章でお疲れになった事かと思います。

二軒目のお宅ね、こういう介護の形もあるんだぁ~って
これからの時代の新しいやり方を見せられた思いでした。
離れた場所に居ながら、ヘルパーやケアマネとの連携が見事でした。
FAXで情報をやりとりしていて、お母様の1日を全て把握しておられます。

どすこさんのご実家、お母様が婦長さんをされてたとの事、
心強くもあり、また一人で抱え込まないかと心配でもあり・・・ですね。
排泄の問題はデリケートな部分なので、
どうしてもお母様に負担がかかるかと思いますが、
それ以外の部分はできるだけヘルパーを利用して休養できるといいのですが。
身体介護だけでなく家事援助の部分でも・・・
って、言いながら、これ女性として難しい部分ですよね。
いつまで続くか分からないのが介護でしょ。
どすこさんも気がかりな事だと思いますが、
遠くからでもこのようにヘルパーを操る方法もあるということでsweat01
親の介護はこの年代になるとみんなの問題ですよねcoldsweats01
p(#^▽゚)q ファイトッ

体験とはいえ、いろいろ貴重なことを学べたのね。
男性でも、料理をしなくちゃいけないんだ。
私もおから料理は義母からもらうくらいで、作ったことがない。
手抜き料理のおからサラダは楽だけど・・・
パソコンを教えるっていいかもね。カナ打ちなら人差し指でもできるし・・
義母は今、うちの娘と同じ大学に通う甥っ子と住んでいるから、使おうと思うと英数になってて・・・と愚痴ってる(笑)

☆ブルー・ブルーさんへ

>男性でも、料理をしなくちゃいけないんだ。
うん。ホームヘルパーだと家事援助ってお仕事があるから。
この担当者ね、雰囲気が弘道お兄さんだったよ。
お料理を作るのは好きな方なんだけど、おからは初めてだって。
よく考えるとおからってヘルシーでダイエットの味方なんだよね。
うふっ。これから、どんどん取り入れよう・・・美味しくできたのよぉ。

パソコンね、ブルー・ブルーさんちのお義母さまもそうだけど、
うちのジィさんも自分の目的の為なら覚えようとするでしょ。
将棋ゲームに遊んでもらうのも脳の活性化になっていいしね。
息子さんとメールの為なら頑張って覚えそうな気がするんだけどなぁ。
あぁ、また気になってきたよぉsweat01

なかなか すごい息子さんですね~。
お母さんが心配なのがよくわかります。
そうですよ~。訪問介護はお料理も入ってますよね^^
そしてまたご高齢の方々は、味がうるさいんですよ~。
濃いだの薄いだのまずいだの。
あっ、それは爺ちゃんで経験済みですよね(笑)

このおばあちゃんは、ディには通わないんでしょうかね?
一人でずーっと、ヘルパーさんが来るのを毎日待ってるのでしょうか?
色々考えると、こうしたらいいのになんて思いますよね。
でも大きなお世話かもしれませんからね~^^;
そこらの具合が難しいとこですよね。
訪問介護のサービスに「お茶のみ友達」なんてのがあったらいいのに(笑)
お疲れ様でした^^

☆月子さんへ

>なかなか すごい息子さんですね~。
でしょう。一人暮らしなんだけど一人暮らしに感じないんです。
あちこちに母への愛が感じられて。

>ご高齢の方々は、味がうるさいんですよ~。
そうそう、だからお味見をしていただくようにって習ったよ。
うちのジジィは味にはうるさくなくて、口に合わないと食べないだけannoy
↑余計に憎たらしいでしょ。

>このおばあちゃんは、ディには通わないんでしょうかね?
試みたみたいなんだけど、耳が聞こえにくいでしょ。
だから、会話についていけないのが寂しいみたい。
本当に「お茶飲み友達」っていうサービスって必要だと思う。
お年寄りってゆっくり話を聞いて欲しいみたいだもん。

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