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娘のemiriです。

今日、仕事を終えてバァさんの病院に向かうのに、
以前の職場なら、病院が途中にあったので、
そのまま寄って帰る形でした。

今度の職場は病院と反対方向にあります。
朝からジィさんが病院に行ってるので、
必要なモノがあるか確認してから行こうと、一旦帰宅したんです。

私が帰るとジィさんは和室から飛んで来ました。

「emiriちゃん、バァさんの様子がかんばしゅうないんじゃ。」

「どんな風に・・・?」

「紐でタスキ掛けに縛られておった。
それから、変なことばぁいいよる。(変なことばかり言うんだ)」

「たとえばどんな風な?」

「昨夜は大雨で、サイレンが鳴って大騒ぎじゃったとか。
きのうは雨が降りよったか?」

昨夜はこちらは月夜でした。

「ちょっと、様子を見てくる。。。」

あわてて家を飛び出し、病院へ向かいました。
3階のバァさんの部屋に行くと、バァさんの名前がありませんでした。

同室の方が、
「先ほど4階に移られました。」と教えてくれました。

4階に行くと、以前の入院の際の
顔見知りの看護師さんがたくさんいました。

婦長さんが「お久しぶりです。」っと
私を見つけると先に挨拶をして下さいました。

そして言い難そうに・・・
「お義母さま、ちょっと認知の症状が進まれてしまったようで・・・」

「っと、いうと?」

「昨夜は一晩中、廊下を歩かれてました。」

「それは徘徊という意味ですか?」

「はい。このような症状はよく現れるんです。」

恐縮そうに私を病室へと案内して下さいました。

食事が出されているのに、バァさんは眠ったままでした。

「とみさ~ん」っと看護師さんがバァさんを起こしました。

「とみさん、この人、誰だか分りますか?」っと
看護師さんが私のことをバァさんに尋ねるんです。

いきなり何っつぅことを尋ねるんやsweat01っと思いました。

「この人?私の娘。」っとバァさん。

「名前は?」っと続ける看護師さん。

「emiri」っと私を呼び捨てにするバァさん。

それを聞いて看護師さんはホッとしてらっしゃいましたが・・・

私は認知が進んでいることを実感しました。

嫁して20年。バァさんは私を娘と呼んだことがありません。

「この人は娘さんですか?」っと皆さんが聞かれます。
しかしバァさんは

「い~や。嫁のemiriちゃんじゃ。」っと、決まって訂正し、
私をいつもちゃん付けで呼んでいました。

バァさんからemiriと呼ばれたのは初めてです。

もぅ、それが切なくて、切なくて・・・

バァさんをこんなにしたのは私ではないか?
っとさえ思えて・・・

帰宅してすぐに義姉に電話を入れました。

入院をしている事は主人やジィさんが知らせていたんです。

「義姉ちゃん、うちに遠慮はいらんから、、
都合のいい時に来て・・・何日居てくれてもええから
バァさんの傍に居てあげて・・・」っと。

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